この経験を活かし、未来へ

4月23日の高句麗伝説を聴く会に参加し、当日とまるで違う体感に驚きました。京都でも、最初から先生の音と高麗さんの言葉が同時で間隔が無いことに驚きましたが、高麗屋さんの空間で聴く先生の音は360度回っており、宇宙空間の中心に自分がいるようです。当日聴こえなかった音がはっきりと聴こえ、高麗さんの声が自分の中で響き渡り驚きました。目を閉じ集中して聴くと、球体の中にいるようです。何もかもが表現される世界そのままの状態で、こんなにリアルに感じた高句麗伝説は初めてです。先生の音と高麗さんの音が同時で、それが言葉となる速度が完全に一致した時、同時に自分の中にそのまま響き渡り、言葉の意味を解釈する間もなく次から次へと展開されていくスピードは、生命がそのまま反応し躍動します。本来人間はこうなのかと、最初から最後まで一気に駆け抜ける時空を超越した経験をさせて頂きました。終わった時には、あまりのすごい経験で呆けたかのようにボーっとしてしまい、言葉すら出ません。会場で聴く舞台もすごいですが、高麗屋さんの空間は格別なのだと特に感じた時間です。高麗屋さんで何度もお聴きしてみたいと願う高句麗伝説でした。狛江、三鷹の高句麗伝説に向かっている中での、この経験は畏れしかありませんが、私の生命は躍動し喜び溢れています。高麗さんとお話ししながら、先生と高麗さんにお会いできたのも、偶然Danceの先生が私を心配し紹介してくださったからと思い出しました。その方は、もう今はいません。千葉から三鷹まで黄色い総武線に乗って、始発から最終地までの長い区間をよく通い続けたものだと、三鷹駅からのバスや当時の事を思い出していました。決して当たり前な事ではなく、今ここにいる私たち一人一人が、これからであり、未来に答えが出ることなのですね。過去ではなく今までのことがすべて活かされ、ある何かの大きな一つの流れの最中にいる今であると分かり、武者震いが起こります。この経験に続き、今日の三鷹での存在論があり、高句麗伝説の二日間へとつながる今、これからです。ありがとうございます。しっかりと地に足つけ、向かわせて頂きます。よろしくお願いいたします。