生命の経験
都庁のビルに夏の陽の光が当たり、まるでコンサートと呼応するかのように陽の光が反射する光景はとても感動的な光の反射でした。手術した後の傷口が痛くて、コンサートをお聴きしているときもずっと痛くて横になっていました。部屋中に響きわたる大音量でお聴きするピアノのリズムは激しく、閉じられた塊りを今まで聴いたことがないほどのダイナミックさで拓いていきました。痛む傷口のなかでふと手術した後のいちばん辛かった経験が重なりました。乗り越えたんだと、自分の生命を経験したことがわかりました。アンコールでは体がピアノの音と同時に拓いていきました。温かな涙が頬を次から次へと濡らしながら先生の愛の音とひとつになっていきました。ありがとうございます。
