時が移りゆく京都〜新たな時代の息吹の中で
このたびは東京より早めに、近江・京都エリアに滞在しておりました。空間全体に重厚な気配を感じ、それは単なる天候によるものにとどまらないように感じられました。
5月のコンサート、「高句麗伝説」を経験した東京とは、まるで異なる世界に身を置いているかのような印象を抱いておりました。
しかしながら、ロームシアター京都でのコンサート、いだきしん先生による講座、高麗恵子さんによるビデオ講演会やメッセージなど、日々尊い発信が行われるにつれ、5月の爽やかな風が吹き抜けるように空気が軽やかとなり、心身ともに晴朗な感覚を取り戻してまいりました。
「存在論」講座では、先生よりAIに関するお話を詳細に拝聴し、深い感銘を受けました。
AIの進化は専門家の予測をも上回る勢いで進展しており、常に議論の対象となっている諸問題につきましても、先生のお話を伺うことで、瞬時に全体像と本質が明らかとなります。
もし自分一人で向き合っていたならば、半年、一年と悩み続けていたであろう事柄も、先生のお話によって、わずか数分のうちに解き明かされてまいります。
深い感動に包まれた後の応用コースでは、あらゆる事柄を自らの課題として受け止めながら拝聴いたしました。
その場に居合わせること、そして先生と交流させていただけることの尊さは、到底言葉では表現し尽くせるものではございません。
先走りがちな思考も自然と静まり、「からだを置き去りにしない」生き方、働き方が、少しずつ身についてきていることを実感しております。
内面から輝きを放ち、光のオーラを纏った日本人が、ただ歩むだけで平和を創出していけるということが、ますます現実味をもって感じられるようになりました。
そして昨日は、京都・八坂の「高麗ギャラリーカフェ」にて開催された「高麗恵子語り」に参加させていただきました。
八坂の塔を背景に、マーブリングの生地が天へと伸びる光の心柱のようにそびえ立ち、空間と高麗恵子さんが一体となり、まばゆい光に満ちておりました。
このところの大きな変化を経て拝聴する高麗さんの語りの響きは、細胞の奥深くにまで届き、生まれる以前からの情景までもが鮮やかに立ち現れてくるかのようでした。
それは、私個人の人生を超え、人類の壮大な物語を辿るような時間でもございます。
魂コーヒーをいただき、あらためて「魂」という存在を生命全体で受け止めました。長い間報われることのなかった魂が、今を生きる私自身とともに報われていくこと。そして今、名もなき魂とともに、愛の国を創る国創りが始まっていることを深く実感いたしました。
京都にも住まいを構え、十五年になります。そして三年前には、母の急逝を契機として、“NPO高麗迎賓館”を望む借家へと居を移すこととなりました。庭の芝生に水をやり、鳥たちの声に耳を澄ませる日々の中で、人生の不思議と、「いだき」に出会えた幸運への感謝が、静かに深まっております。
骨を埋める覚悟で「いだき」の活動をお伝えするために参りましたが、今まさに、これからが本番であると感じております。
十五年という歳月を経て迎えている大きな転換の只中に身を置かせていただいておりますことに、心より深く感謝申し上げます。
花木伸江
