KEIKO KOMA Webサロン

花が咲く


短い滞在でしたが京都の街を歩いていると、まえに随筆を読んで深く感動した染織作家の方の展覧会に出くわし、機会があれば拝見してみたいとおもっていたので、すいよせられて入っていきました。
草木染めの、そのときにしかあらわれない色を縦と横に並べ、こころの世界を織り出す紬のちからに触れる機会でした。

京都に惹かれて、いくどとなく足を運ぶ文筆家の方々のことを最近知りましたが、コンサートで繰り返し訪れても、いまいちわたしにはその魅力がわからずにいました。
今回歩いてまわれる京都はおもしろいなと感じて、地面と人と自然がちかい土地の深みをはじめて感じはじめました。

ロームシアター京都で、「恋」のテーマで演奏してくださった先生のピアノは、いくえにも音がゆたかに重なりあい、からだの中を揺らし、内面を照らしてくれました。
花が静かに花びらをひらいていくように、内面に花が咲きました。
じぶんが存在していることが確かなこととして感じられます。

いま生きていて、この場でこの音を経験できることの喜びが内に広がりました。
からだがあって生きているのが人間であることを最近考えます。
一見ひろい視野を持っていそうな話をしていても、からだやいのちのことが蔑ろになっているときは、それが見えるようになりました。

先日の三鷹のコンサートはあたまが痛かったです。
翌日まで痛いのはつづきましたが、そのときから時間の感覚が大きく変わりました。
いまに居る感覚が深まり、これまでは、翌朝起きなければいけない時間を考えて寝るだけでからだが緊張していたことに気づきました。
昨夜おそくに京都から帰ってきても疲れがなく、長距離を移動した感覚もなかったです。

コンサートは毎回違うからだの反応があらわれますが、一人一人が生まれたままに、一番心地よく生きられるように、先生が空間からも人の中からも重いものをひっぱって溶かしてくださる場に身を置けることは、はかりしれない恵みと感じています。

このような機会を心よりありがとうございます。

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六本木 高麗恵子ギャラリーにて
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結工房にて
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風のホール