初恋の錯覚は愛に至る大事件だった?!
初恋への大きな勘違いが紐解けて愛に目覚めます。自分に起こっていることにあらためて大きな驚きを感じ、一人一人に至っては何をか謂わんや !? まして 世界をや・・。世界すべてに行き渡る玄牝、愛に心より感謝致します。
意識がストンと消え入るように無くなり内面が柔らかくぐしゃぐしゃにほぐれてしまった一部の体感、蘇る「初恋」の経験、玄牝の痕跡、世界に呼び出され、世界に登場したあの日々。相手に関係なく自己に起こっていたあの経験は「体の震え」と教えていただき合点がいきます。胎児の時にすでに経験したであろうその根源、「玄牝の奥で芽生える命の最初の震え」と繋がっていたとも知らず、呼び戻そうとすればするほど逆に次々と消し去るように生きてきたのでした。恋する自分に恋するような迷路と言っても良いほどに不可解な初恋の経験は今も内面深くに刻まれるようにあり、問い続けられなかったが故に自己疎外の根源となったのですね。初めての恋と錯覚させる人生の大事件を誤まって捉えたことから対象化がはじまっていたと気づきます。メッセージと音によって頭、身体が一体となって溶けていきました。
13歳のまだ肌寒い春に呼び出されてしまった「世界」。衝撃的な「生」の経験、初恋はいつしか「志」に変換され世界に向かうはずが、結果的には「世界」を閉じていく生を長い年月の間に渡って生き永らえ、疲れ果て、自らを支えられず大地に倒れ込もうとしても倒れられず、それでも彷徨い歩き続けている時に、いだきしん先生と出会ったのでした。
名もなき玄牝の瞬間は新たに生まれ、世界も開かれたのにいつしか再び閉じようとした理由は探ってももう意味はありません。クリスマス・イブと正月を一挙に迎える新たなる年がはじまりました。自己の中ではすでにはじまっていましたが、先生のコンサートによって世界と同時に新たな人類史の幕開けを自分の体で経験させていただきました。自己象の成立から大象へと一人一人に開かれたこの大事件現場に一席をいただいて感謝でいっぱいです。
音の正体を明かしていただき、全身一つに愛の鼓動を受け、存在を表す尊いピアノコンサートをいつもありがとうございます。
