感謝と幸せ

秘密が音とメッセージという言葉で表現されるコンサートをありがとうございました。
コンサートの次の日は、ことのほか澄んだ空気が身体に染み渡るようです。本当に久しぶりに朝の散歩にでかけると、これ以上ないというほどくっきりと姿を現した富士山がいらっしゃいました。会えた瞬間、言葉になる前に裡から湧き上がるエネルギーがあります。富士山を表現する時、美しい、荘厳、気高さ、清き、たくさんの言葉がありますが、その言葉の表現と私の内面がキャッチした状態が一緒かというとまったく一致はしないのだと思います。
昨日のコンサートは、メッセージの意味を意識していなかったのですが、ただそこにいる時、最初は身体をノックするように飛び込んでくる音にただたゆたい、音が進むにつれ、あるとき私の中で、これが平和という言葉になりました。これが平和、情報としての平和ではなく、平和を経験したのです。

そして今日、ようやく、普段自分が何に占められているかも理解ができました。私の内面を占領している外部を意識できました。毎日、眠くて眠くてしようがありません。身体は眠ることで回復することがあると経験しているので、疲れがたまっているのだと感じてはいましたが、昨日のメッセージの通りでした。

自分の本音を言葉で表現する前に、作られた外部の言葉からぴったりな言葉を探すような状態で生きているのだとも自覚します。内面と瞬間一致する言葉としての、生きた表現が本音なのだと今は考えます。確かにそんな表現ができたとき、身体が躍動し、よろこびに満ちた経験もしています。そしてコンサートでは常にその内面にある、占領された状況を吹き飛ばして解決してくださいます。そして、まことの愛や平和を経験できます。あるコンサートでは祈りを経験し、その時、これが祈りなら、私が知っていた祈りは祈りでは無かったのだとわかったのでした。コンサートに参加するとは、なんとも幸せなそして新たな経験でしょうか。
このような希有な経験をありがとうございます。後藤美香