父の命日
今日は父の命日です。2011年の今日、明け方に亡くなりました。その日は京都での高句麗伝説でした。夜中に突然母からの電話を受け、早朝朝日と共に父の元へ向かい、母と3人で人がごった返しの家に帰りました。その後、私は泣きながら京都に向かったのです。今日の迎賓館コンサートでは父を想い涙が溢れました。秋田出身の父は東北の方から感じる、あたたかなぬくもりそのものの人でした。黙って私を見守り、やさしい眼差しで包んでくれていた父。亡くなった後の弘前でのコンサートの時に「思いっきり生きなさい」そう伝えてくれたことを思い出しながら、先生のピアノの音に包まれていました。お腹がコロコロとずっと動いていました。突然、昨夜のコンサートと同じように音が変わり場面が変わりました。「先に向かえ」全身で弾かれる先生のお姿のピアノの音と共に、私も全身でこれからを示されました。お腹がコロコロ鳴り響く中、衝撃を受けました。
休憩時間後、先生が小腸の話をされた時、ずっとコロコロ鳴っていたお腹を思いました。後半の演奏では、コロコロ鳴っていたお腹がいつの間にか鳴り止み、お腹の力となり熱くなりました。「これで決まり。先に向かえ」です。「眠っていた未来をそっと揺り起こします」昨夜のコンサートメッセージが蘇ります。早速、どう活かしていくか。何が、その瞬間閃くのでしょうか。14年後に受け取った父からのメッセージを受け止め、これからを生きます。父の命日を迎賓館コンサートにて迎えられ、心より感謝申し上げます。ありがとうございます。
