人として生きる
今回はコンサート前に大原を訪れ、まだ残る美しい紅葉を楽しみました。山の上の空気は冬のピンと張った清々しい透明感の中で心地よく、貴重な時間でした。
コンサートのメッセージから、先日の北京高句麗伝説の上映会の体感を思い出し、確かに胸から貫かれた光はその奥に達し、道が開かれたような体感でした。初めてお聞きする大象という言葉、そこから体調を崩したのはここが何か変わったからなのかとふとよぎりました。
コンサートはここ最近なかなか集中出来ないことが続き、やはり今回も繋がりを閉じ込めている枠を感じました。それとも新しい体感なのか、まだ見えませんが素通しになる世界に自分がどう在りたいかを糺されている気がしています。
ずっと尊厳ある生をおってきて、先生がおっしゃる物や金が介在し歪められてきた現代であることを食と医療を中心に見てきました。経済 中心で世の中がまわってきたことで犠牲になったこと、おかしな病気も増え、気候も自然の営みも限界に達し、ここからはいのちを中心とした社会でなければ私たちに未来はないと気づかされます。
やっと訪れた人類の真の春、先生のピアノに心癒された京都コンサートでした。心満ちる時をありがとうございました。
