コーヒーの香りに集い

昨日は初めてリニューアルした東京高麗屋さんのコーヒーセレモニーに参加をさせて頂きました。お店に辿り着くまでは少し緊張しておりしたが、スタッフの方がにこやかにお出迎え下さり、中に入ると知った面々で賑わっていたので、段々と解れて参りました。宇宙的などっしりとした器で特別なコーヒーを頂きました。どこまでも深い世界に浸り、湯気が出そうなくらいに頭が熱くなりスカッとすると皆口々に言っておりました。滑らかで優しい木々に囲まれ、また私には古代神殿か古代の高貴な方の邸宅の飾り棚を連想しましたが、超芸術作品が壁に鎮座しており、ここは厳かなおもてなしの場と感じました。私が書いて頂いたのは「循環」でした。すぐに連想されたのは心臓です。血の巡り、気の巡り、淀みなく流れることはインプットとアウトプットもそれになるでしょう。お金もそうですし、どれも当てはまります。電力ホールでのコンサートの「鼓動」にも行き着きます。　太陽に、地球に鼓動があるのでしょうかとアナウンスの言葉に驚きながら脈を打ち振動する鼓動とは別の深いところを探るように巡らせました。と言いながら、自分の鼓動を確かめるのに心臓に手をやったり、呼吸に意識がされておりました。自然界、大宇宙の鼓動と自分の鼓動が一体となる体験がされたとその壮大さとコンサートでしかあり得ない貴重さとに有り難い気持ちが湧きます。翌日結工房への道中も地面に目をやりながら「鼓動」を想いました。久しぶりの結工房は賑やかで温もりに満ち、既に着席された受講生の方々とよくいらっしゃると言う地元のお客様のテーブルに相席をさせて頂きました。色々な話に及びとても充実したひと時となりました。今朝京都に帰って参りました。この度の旅の経験を生かせる生活を送って参りたいと感じております。
ありがとうございました。

田嶋利江子