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大和郡山の二人


 なんと大和郡山市には日本最高齢(114歳)の女性(賀川滋子さん)が元気に住んでいると報道で知った。インタビューで、「(女医として)沢山歩いたことが長生きの秘訣」と語ってきたので、一層親しみを感じた。なんとタブレットを活用して、楽しくしているとのこと。――やはり、いつまでも若々しくありたいもの。
 もうひとり、大和郡山市には旧友が住んでいて、年令は70代と思うが、数年前から「米つくり」を初めて、近所の休耕田を刈り、今年も励んでいる。昨日のブログにも、「シャツも下着も何度も着替え、畦草狩りをしている。」「休日であることも忘れ、障害のある息子に愚痴られながら夢中になってしまった。」などとあり、かれが自分のやりたいことに邁進しているのが伝わった。かれはサニヤシンで、指物師で、長年塾で英語を教え、生業にしてきた人だ。まさに「晴耕雨読」の知識人で、羨ましいと思うのだが、わたしは、「帰農」したいとは思わない。どうも“頭人間”でいけない。手先が器用でなく、モノ作りが苦手だ。
 老後、と言ってもう充分な高齢者であるが、どう生きていくべきか、まだまだ考え続けている。いくつになっても教壇に立っていたいが、現実的はそれも難しいことを今年は実感しているし、この猛暑の中、肉体的は限界であることも分かっている。今日も高校で、鴎外の『舞姫』をやっていて、エリスとの出会いをうまく語れなかった。「愛」について、自分は話し得ないのではないか、今の若い子たちに――そんな思いも去来する。賀川さんのように、自信をもって、友人のように、無我夢中になって、生きていきたいものだ。――明日の応用講座で自信回復したい。

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東京高麗屋にて
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