涙溢れる北上コンサート

涙で先生の姿がよく見えないまま、アンコールを迎えた北上コンサートです。終わった後、友達と思わず「北上に来れてよかったね。」と言い合い喜びに溢れました。神様が顕れるとはお聞きしていましたが、第一部の「アフラマズダ 第一弾」と高麗さんの声を聞いた瞬間、緊張が走り背筋をビシッと伸ばして身構えました。最初の一音で原始の宇宙が見え、とんでもない事が始まると分かります。流れ去る記憶が様々な色を帯びて、早送りのように先生の方に飛び去って行きます。墓石の下の石ころを地下に向かって掘って掘って掘り下げていく様が、あまりにも超スピードで展開されるので目眩がしそうになり、どこまで続くのかと怖くなった瞬間、突然音が変わると同時に顕れ出た世界に身震いしました。後は圧倒的な世界で表す言葉がありません。畏れを感じながらも、腹の底から湧き出る力に喜び溢れ、生きていけると夢中で手を叩いた第一部です。第二部「北の女神」高麗さんの声を聞いただけで涙が滲みます。新緑の草の葉先に光舞う世界、すみれ色の涙、可憐な丸い小さな白い花の微笑み、様々な光景が彩られて展開します。喜び、悲しみは愛となり、光と変わり希望へ、未来へ。こんなにも美しく、彩り豊かに魅せられた映像の世界は、かつて見た事がありません。北上に向かう途中で書込みした事など問題でも何でもなく、遥かに次元を超越したコンサートです。ありがとうございます。