人間の生き方が変わる

第一部「我らは何処へ」

何処へ、と問えば、
何処から来たのかということが気になるでしょう。
人類の世界観を変えた科学革命があり、
それ以前には宗教、思想、哲学があり、などなどです。
その割には誰もが落ち着いて、一生涯を全うするということが
当人の努力以前にままなりません。
人は生まれて寿命を全うすれば必ず死にます。
何も戦争などによって殺されて死ななければいけないとう
必然などありません。
どのようにしてでも生き抜くことです。
身体の内に多くのはたらきかけがあり、生き抜こうとすれば
自己ばかりでなく、多くの人々と国という枠までも越えて
新たに生きる力が漲って参ります。

第二部「宇宙は膨張しています」

138億年前に宇宙は始まったといわれています。
かのアインシュタインは自らは静的宇宙説を唱えていましたが、
生涯最大の過ちを犯したと認めざるを得ませんでした。
ハッブル等が宇宙は膨張していると証明したが故にです。
同時に、素粒子という最も小さな、
しかも時間にまったく拘束されない物理の法則の
不確定性原理を発見します。
我々の住む地球は、宇宙が膨張していることから免れることはできません。
素粒子の発見は、まだまだ言葉に言い尽くせないほどの恩恵があります。
膨張する宇宙の中にいて、何を感じ、何を考えましょう。

先生のお誕生日の今日、朝一番にお会いした時におめでとうございますと申し上げると、生きていたから今日を迎えられたとおっしゃる一言に、頭を垂れます。真にと深く頷き、先生が生きて復活してくださったので、今日という日を迎えられましたことのありがたさが身にしみます。比叡山は頭の真上で雷がゴロゴロと音をたて、ただならぬ時を告げていました。無事に山を降り、コンサートホールに先生をお送りでき、ほっとし、御所南の高麗屋にて幻のコグリョカフェをさせていただきました。美しい流れとなり、３時２５分に全てのお客様にコーヒーとスイーツをお出し、生命の光景の詩を書き終え、コンサートホールへ向かいました。

メッセージは深く、昨日の応用コースでお話しくださったことを今日はなさるとお聞きしていましたので、深く受け止めました。ピアノの音は懐かしく、精神、魂の故郷に戻ったようで、自分を取り戻し、心安らぎます。悲しみ、愛が交わり、新しい時間が始まると感じ、源に戻りながらも、新たに始まるこれからの人生は浪漫溢れ、ドラマチックであると希望を抱きます。パイプオルガンの音も同様に懐かしく、神の懐に抱かれたように安らぎます。ある存在を感じ、なんとも言えない気持ちとなり、涙しました。どこまでも澄んだ存在でありやさしいこと染み入りました。イエスキリストを感じたのです。私も１０代の頃にイエスキリストの存在を知り、人間はこのように生きていける存在であることに希望を感じ、２０００年前であってもこのように生きた御方がおられたことが心の支えで生きてきました。が、実際にはその存在にお会いできることはなかったのです。今日、初めて存在としお会いできたと感じ、やさしさに包まれました。もしや、イエスキリストが復活されたのではないかと感じました。瞬間、武者震いが起こり、全身鳥肌が立ちました。昨日の応用コースでのお話が強烈に残っていましたので、自然とそのことばかりを考えながら演奏を聴いていました。イエスキリストが十字架にかけられたので、先生のように人間とは何かの答えを探究し続け、答えを見出し、愛がわかり愛に生きる御方は生命狙われるのかと見えたのです。５回も生死の境を彷徨ったとお聞きしています。そして昨年は私もそのことを目の当たりにしています。どう考えても、世界を根源的に変えていく働きをなさっているので、生命とられそうになったとしか見えませんでした。先生が自らの力で抜け出し、見事に復活してくださいましたので、イエスキリストを殺した人類史は終わる時を迎えていると見えます。人間の生き方は変わり、時代も世界も変わるのです。２部も一部と同様にずっと懐かしい神の懐に抱かれ続けながらも、頭は世俗にはまっていることが見えるのでした。イエスキリストを十字架にかけた罪がある限り世俗で生きる人間とは言えない状態で生きることになるのだと考えました。なんとしても抜け出したいと心の底から願いました。コンサートの時より抜け出せることはないことをわかっていますので、今この時が抜け出すチャンスと本気で願い演奏を聴かせていただきました。先生の表現により、イエスキリストを十字架にかけた人間の罪ある状態は、2度と歴史を繰り返すことのない生き方と変わる時が今日なのだと考え、必死でした。今まで経験したことのないやさしいエネルギーに包まれ、世俗で生きた感覚や意識がとけ、空間とひとつになっていきます。なんてやさしいのでしょうと感動しやさしいままにアンコールが終わりました。人類史は変わると見えました。十字架にかかった理由が明らかとなり、やっと過去を繰り返すことなく、新しい人間の生き方を始めていける時が来たことに、真に新しい時代の幕開けを迎えた喜びが生命の内から静かに溢れ出てきます。イエスキリストが真に復活されなければ、過去を繰り返すとふと感じたのです。今日復活されたので、人間の生き方は変わり、新しい人類史が始まると見えたのです。今日の経験は私が勝手に見えたことか否かは今後明らかになると考えます。が、私は自分が見えたことや経験したことは受け止め生きていきたいと考え、ここに表現させていただきました。先生の復活は全人類の復活となると感じ、とんでもない歴史的場面に居合わせた人生の意味を受け止め、必ず平和な世界をつくる意志が立ちます。先生のコンサートこそが世界を変えていけるのです。そして人類の未来を創造できるのです。やり続けていく気持ちが強く生まれます。先生のお誕生日のコンサートに全国からお越しいただき、歴史的瞬間を皆様と共に経験させていただき、心からありがとうございます。何があっても生き抜くとのメッセージを心に刻み、生きていきます。先生の表現が世界を変えます。ありがとうございます。