中心、愛

狛江での高麗さんの「魂の語り」に参加させていただきありがとうございます。まるで高句麗の歴史の絵巻物の中にいて、時間と空間を超え、一瞬どこにいるか分からなくなるほど何もかもリアルで歴史をそのまま経験している感覚となりました。狛江の地で高麗さんが魂の語りをされると、魂の記憶が呼び起こされるようで、馬にまたがり大地を駆けていく感覚、馬が地面を蹴って踵を返す瞬間…音までもが蘇り、人馬一体の躍動感が生命いっぱいに広がるのです。大地、山河…と光景が浮かび、とても気持ち良い風が吹くのです。ずっと聴いていたい、とにかく幸せな時の連続でした。

五女山の極寒の中、皆で寄せ合い、生きたぬくもり…、「ただ一緒にいるだけで幸せ」ということも、丸都山城でのメッセージだったと記憶していますが、ずっと皆でこう生きてきたとわかりました。2000年経っても崩れない城壁の奇蹟的なことに改めて驚き、一丸となって石垣を積み重ねていった、中心にあるのは愛とわかります。

東明王様と五女山から眺めた雲海のこと語られると、時を超えてともにあるようでいま、国創り共に…という気持ちとなります。「大河の秘密」の詩は涙となります。それまで続いてきた女性の悲しみ、個を超え生き、新しい国が生まれ、生きる場を皆でつくっていった歴史の流れは今、語られ、心に生き、新しい歴史を歩んでいけるのです。王を中心に生き、王の姿を追い、ずっと共にありたかった存在であり、闇の歴史とは 中心である王と離れ、生きねばならなかったことであるとはっきりとわかる瞬間がありました。未来を見、生きる場を創っていったことを示して下さることは今、必要である指針であり、これからの人生で為していきたいこと考える、1年のはじまりの時となりました。素晴らしい機会をありがとうございます。