お大事に!
S夫人のラインや、KKWSで、イダキシン先生の「体調の変化により」コンサート等が中止になったっと知り、とても驚き、かつ心配しています。「世界や日本が、われわれが感じている以上に危機」という声もありますが、わたしは、自分の「ていたらく」ゆえに、いつも先生に負担を掛け、折角の「いだき」の聖戦の足手まといになっていると感じているので、大変申し訳ない仕儀のようにも思っています。そして、先生に頼ってばかりいるのでなく、先生を支えなければならないとも。だから、「闇を自覚し栄光へ」向かう課題に取り組んでいかねばならないのに、個人的な闇の中で足を取られ、言い訳ばかりして、「信仰」にも似た観念に振り回されていることを、一喝されたようにも思ったのです。心から先生の「回復」「順調」「快活」を祈念しています。
今日出講している高校で、遅刻してきた女生徒が、「眠くて眠くて仕方ない。わたしが本気で勉強すれば、ここ(偏差値が低い学校)にはいないよ。駄目な自分がいけないんだ。」と大声で隣りの子と話しているので、「そう否定的にばかり語るのじゃないよ。」と注意してしまいました。ちょうど中島敦の『山月記』をやっていて、折角の才能を自意識の強さと自嘲癖でだめにしてしまい、とうとうトラになり果てた男の「薄幸」を取り扱っていたときだったのです。すると、その子の表情がぱっと明るくなり、目つきまで明るくなったのです。自慢ではなく、国語教師としての仕事をやったように思ったのです。
先生の体調を見舞うというのでなく、何か共感したく、何か語りかけたかったのです。お大事になさってください。(10/24)