三鷹 風のホールにて
久しぶりの三鷹風のホールでの演奏でした。いつもは何処か高句麗的な演奏と感じられることがありましたが、本日はひたすら世界、この地球上のことに集中しているかに感じられました。「闇」と一言で表現されますが、自分には計り知れない何千年とある深く根強いものと受け止め、ただひたすら真っ新(さら)であろうと拝聴しました。人の中に大なり小なりある隙、恐怖心をぽつりぽつりとした表現として始まったように聴こえ、世界中含め私たちを疎外から脱却して下さったと今感じられます。魂に刻まれた記憶からは既に解かれ、本当は未来への希望しかないはずの私たちとアナウンスにて感じました。今惨事の渦中にある方々は計り知れない恐怖を感じていりっしゃることとは容易にわかり、そばにいて和らげたい気持ちが湧きます。本日のコンサートが伝わっていると感じられることがのぞみです。いつも以上にここまでして下さる先生に、ありがとうございますと心から湧き、また何とかお力になりたいと感じている方は私も含め多くいらっしゃるのではないでしょうか。純粋な命と触れ合う時に、沢山「愛」を経験している存在は希望なのかもし!ないと感じることが先日ありました。また、先ほどベンチで隣になった方にコンサートのご案内をしましたが、自分の中に以前の覇気が戻ったような感覚があります。
本日も誠にありがとうございます。
田嶋利江子