KEIKO KOMA Webサロン

透明に湧く泉


迎賓館への道のりがなんとなく未知への怖さを感じていました。場が透明なのか、とにかく体から抜ける何かの闇をはっきり感じるのは抜けるたびに軽く頭や視界がクリアになっていく世界からもわかりました。始まりは頭がくらくらして眠くてどうしようもなく重かったので、先生の演奏への体の反応に改めて驚きました。

ある瞬間、大きな存在が体内に重なるように在るのを感じました。手に抱えられるような暖かさを感じ、体の奥が暖かく水色の泉が湧き上がるようでした。天からの光が胸に届き、拓かれる胸に注がれるまるで太陽のような眩しい光を抱えるように体内に受け容れ、自覚されない感情、重なる存在の悲しみの涙が中心から水色の泉のように透明な光とも水ともとれるように溢れ出し、心がどんどん澄んでいきました。以前東北でお聞きした人間のはじまりの涙なのかもしれないとふと感じました。

後半の演奏は軽やかな何もない所からお聴きでき、圧倒的な激しいエネルギーに創造の息吹を感じました。演奏はあっという間の体感でアンコールは幸せの極致でした。愛の音は迎賓館のピアノと空間に満たされ、香りも膨張するエネルギーもすざましく、ハレーションを起こしたような場の熱量は起きたことの凄さを物語っているように感じられました。

お話の中で、以前変性意識についてお聞きした時に答えてくださった、いだき講座でやっていることは元には戻らない…という言葉の意味がはっきりと理解出来ました。日々、再生するからこそ新しいいのちとして未来を創ることが出来ること、改めて高麗さんの講演会での言葉で整理され、やはり圧倒的だった京都での2日間の経験でした。新しいいのちをありがとうございました。

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