これが日本

「これが日本」とアンコールのパイプオルガンの演奏が始まったとたんに思われました。第一部、第二部の凄まじい波にのまれ、有無を言わさずそのエネルギーに洗礼され、生命がこの宇宙とひとつの命であることを否応なしに思い知らされる体感でした。無性も有性も生きるエネルギーは宇宙のエネルギーと認識します。今までは、満ち足りた真空に様々なエネルギーがそれぞれに在り、また動き、正に調和な空間が宇宙と捉えておりましたが、とんでもないと感じられます。こんなにも凄まじい表現の域を超えたエネルギーかと思われます。また、これが日本の神々の方たちがそのままでこの状態であったなら、またそれが男と女の関係から生まれたのであれば、男と女の関係から宇宙エネルギーが生まれると至ります。宇宙どころではないかもしれません。男女のことよりも、日本の行く末をずっと案じておりましたが、日本の神々を始め、日本民族の源の、宇宙エネルギーを生み出し、その表現の中での暮らしがあったことを取り戻せばいいのだと感じます。さっぱり爽やかな朝という訳ではありませんが、今朝目覚め、自分を覆っていたものをひとつ脱いだ感覚はあります。本日は、シリア映画の上映会とコンサートがありますが、自分はどう座っているだろうかと感じます。
ありがとうございます。

田嶋利江子