『壊れる偽』コンサートに感謝しています。ありがとうございます。

ありがとうございます。感謝しています。本筋を思い起こさせて頂きました。聴くうちに、何をやってたんだろうと情けなくて涙が溢れました。生命が、望んでいた音を受けて偽の思いが剥がれていくようでした。
神経発達症(ADHD)の診断を受けて、どうしてこう次から次へと考えなきゃいけないことが増えるんだ、、、参った。泣き出したいという気持ちで会場に入る前はたまりませんでした。
ただ音を聴くうちにそれは偽の思いに振り回されていただけで、本音はそうではなく、美しいもの、本物にもっと触れたいとの気持ちが溢れました。美しく働く姿、たとえば料理人が、お客さんがお腹いっぱいになって喜ぶ顔が見たくて調理をするような純粋な気持ちで働く姿。感謝や喜びの姿。オーストラリアの夕暮れに染まるワイン畑。そういった美しいものに触れる、自らの美しい本音に触れる。美しく働く。そっちが本筋だと気づかされました。
生きる希望がどうにも湧きづらいという悩みがありましたが、今思うと、それはそうだ。偽物で固めていたのだもの、と分かりました。
重ねて、ありがとうございます。感謝しています。先生、高麗様、スタッフの皆さま、共にいた会場の皆さま、ありがとうございます。

中川 秀之