「一矢報いる」
なんと藤井聡汰名人(21)が丸山忠久九段(53)に敗れたと!(毎日新聞12/24)
このところ、「能力」のことが気になって仕方ないわたしには、“朗報”であった。もう誰にも及ばないだろう才能を秘めた藤井さんのことを嫌っているわけでもないが、そこに挑戦して「一矢報い」た丸山さんに乾杯! もちろん、丸山さんだって、将棋の面では、すごい実力の人だろうから、素人のわたしが勝手に一喜一憂するのは、噴飯ものかもしれない。
能力は、そう簡単に決められず、「いつも」「絶対」ではないことが、証明されたようで愉快なのである。勝負はまだこれからと思えるから、勝ち負けは、やってみないとわからないから。いい気分で京都の応用講座に行ける!
(「一矢」は「いっし」と読むべきだと思っていたが、学校の教科書の指導書には、例の『徒然草』の「毎度得失なく、この一矢で定べし」に「ひとや」とルビが振ってあったので、驚いた。勿論、読み方も時代によって変化するのであろうが、「いっし」と読まないと、強い意志が伝わらないような気がする。)