光の道
母の「お家に帰ろう」プロジェクトが始動しました。朝早く病院に向かう途中、川面が辺り一面きらきらと輝きに満ちています。全面が光の道です。未知なる世界に向かいながら高鳴るときめきは、向かっていくよろこびに溢れます。先は遠くとも前に向かえと、光の導きを見ました。病院の玄関前では、光を浴びたハイビスカスが咲いていました。葉陰からそっとお見送りをしてくれた、可愛らしいピンクの花に笑みが溢れ、ときめきと愛しさと共に母と出発です。病院や介護施設のスタッフの方々が実家にお集まり下さり、母の状態や家の中の状況を見ながら今後に向けて話し合いました。初めてお会いしたとは思えず、初回から深い話ができ嬉しいです。家に帰ってきて1番望むことは、美味しい食事とお風呂で癒されることだと伝えました。病院の諸事情はあれども、今の母にとって最大ストレスになっていると、はっきり申し上げました。病院スタッフの方が、最近母が食欲も出て沢山食べてくれると報告されたので、無理やり味噌汁で流し込んでいるだけだと言うと黙って私の顔を見つめます。「娘さんに仰ることが本音ですね」と、私に詫びました。こうして一つ一つはっきりした上で、次にどうしていくかを皆さんと母のことを考える深い時間です。これから具体的に色々なことを決め、お金も必要になります。ですが、今母を中心にお集まり下さり、一緒に考えて前に向かっているプロジェクトの皆さんが、何よりちからとなっています。またしても、素晴らしい出会いがありました。心より感謝申し上げます。ありがとうございます。今日の高句麗伝説が、楽しみです。よろしくお願いいたします。