多賀城コンサートありがとうございます。

多賀城でのコンサートに参加させていただき、誠にありがとうございました。

コンサートメッセージをお聞きした時、胸がドキリとし、体が熱くなりました。
やはり自分は東北人なんだなという自覚と、内には地元のこと、東北の未来を按じる漠然とした気持ちがありました。
演奏がはじまるまでは、どんなことが表れ出るのかと恐い気持ちになり、すこし身構えてしまいました。
演奏がはじまると、磐石な大地と大きな柱に支えられている体感があり、深く呼吸ができ、どこまでも安心していられ、だただ心地よくて幸せでした。やわらかな波紋がどこまでも広がり、新たな波紋と重なり、溶け合い、境がなくなっていきました。
途中、美しい日本の四季折々の景色や情緒溢れる古典の世界を経験しているような音の響きに心惹かれました。また、心やさしく、豊かに仲良く暮らしていた人々の生活の息吹を感じ、大切なのは出来事としての歴史ではなく、日本人としての精神、生き方なのだと心打たれました。受験のためだけの勉強や暗記ばかりの学校教育では、決して学ばなかったことです。東北の魂、土地の魂知らずに生きていたことが申し訳なく、いまはきれいに強く生きていきたい気持ちです。先生でなければ解明されない土地の歴史を解放してくださり、あまりに尊い経験をコンサートにて経験させていただき本当にありがとうございます。

コンサート帰りに見た夜空、遠くに光る月があまりにも綺麗で素敵でした。
流れる雲の重なりにも隠れることなく、強い光を放ち、姿を表し続ける月にも新たな力を得ます。


先生、高麗さん、いつもありがとうございます。