「弱い心」が共鳴するのか
生活保護を受けている知人から「嘆きのセレナード」の電話が掛かって、いろいろな困難にやっと耐えているわたしまで暗くなってしまう。腰痛がちっとも改善しない、医者に行っても、生活保護の受給者には差別的に扱われるし、納得できないことばかり言われ、薬ばかり飲まされる。あまりに気が晴れないから、駅前の宝石商の友人を訪ねたら、これまた不景気の悩みばかりで、気分は一層重くなる。「どうしたらいい?」と言われても、どうすることもできない。第一、勝手な時だけ頼ってくるなんて、迷惑なことだとも思う。なんとか「志」を立て、積極的に動いていこうと思っているときに、こんな電話がかかってくるなんて。いい年して「心の弱さ」にうろうろするな、「ことばを明るくしろ」「内面を変えないと」と言いたいが、「いだき」から遠いところにいるかれに通じるはずもない。とにかく呼吸を深くし、体の邪気を払い、ストレッチでもして、寝てしまった方がいいよ、というのが関の山。わたしが真っ当に生きることが、かれを救うことの近道と思って頑張るしかない。
(この場を借りて、気持ちを整理させてもらいました。恐縮です。)