夢と希望

結工房にての高麗恵子さんのビデオ講演をお聴きしていましたら、夢と希望が溢れ、わくわくした気持ちでいっぱいとなりました。

かつて自主健康講座（当時）が始まった頃、私はまだ学生でしたが、突然、銀座で歌う仕事を獲得して仕送りを自ら辞退したのでした。その事を初めて思い出しましたが、いだきをはじめてくださった、３月の出来事です。親は突然のことに驚きながらもうれしそうでした。夏が来て、秋が過ぎ、冬になったある日、ミュージシャンのアジトのような一室で「凄い先生にあったんだ。きれーーいな女の人がマネージメントをしているからあなたも電話したらいい」と、祖母が亡くなった直後に紹介されたものでした。その頃の知人はほとんどいませんが、紹介者への感謝の気持ちが途絶えたことはありません。

一度、「これから仕事に行きます」と申し上げた時、先生は「仕事、仕事って、何をしているの？」と問いかけてこられました。私が毎日ピアノの仕事に行っていることはご存知でしたので「これは仕事とは言わないのか」と気付きました。お金を稼ぐだけではなく、高麗さんのように世界を動かすことこそが真の「仕事」だと理解しました。それ以来、いつかそのようなことをしてみたいと考えるようになりました。

私が音楽を始めたのは、「夢を売る商売」をしたかったからです。講座の初日に音大に行っていることを話すと、「音楽しかできなかったんだね」とご指摘頂きました。度肝を抜かれつつも先生からのその一言は最高に痛快で、次々と細胞が光に変わっていくような体感だったと今でも蘇ります。笑いがとまらなくなり、もっとこの先生のお話を聞きたいと芯から望みが生まれていました。

今では、チケットを販売させていただくことを「世界で最も素晴らしい夢と希望を売る仕事」として感謝しています。書物や詩集、コーヒーにマーブリンググッズと、最高の品々でいっぱいです。

高麗さんの思考は常に楽しく、驚きに満ちています。ワゴン車にペルシャ絨毯が敷かれていると遭遇したとき、大変感激しました。そんな発想が生まれることは微塵もないですが、高麗恵子さんとともに活動させていただくとき、日常の何気ない瞬間にも光を見つけることができます。夢と希望の存在はまさに「スター」です。私には「行商から一兆円」への道筋は見えませんが、それが実現する確かな感覚が生まれています。夢と希望を売り歩き、人類の、夢の実現に確実に進んでいけたら幸せです。

いだきしん先生、高麗恵子様、いつもありがとうございます。

日付は今日となりましたが「深愛」コーヒーが届くのが楽しみです。