KEIKO KOMA Webサロン

希望


コンサートのライブを聞きながら、三鷹に向かっていました。不意に、泣きたくて顔が歪みます。突き上げるように、何かがこみ上げます。電車の窓から見上げる空。きれいな淡い水色とオレンジ色が溶け込んでいます。先生のピアノの音に包まれ、風が吹きます。ふと、昨夜の母との会話が蘇りました。先生に教えていただいた足底の話を母に伝えたのを踏まえ、早速実行したと言います。「あんたに言われた通り、意識して親指に力を入れて部屋の中を歩いたの。すごいね、ふらつかない。」嬉しそうな声が、電話から開口一番届きました。「すごいね。」私も嬉しくなります。更に続きます。「あと1~2年、生きてみるってパパさんに報告したの。」驚きました。「どうしたの。」「まだ死にそうないから。」思わず笑ってしまいました。頭がボケていないか、お金の計算をしたけど大丈夫だったと、はっきり言う母が、ピアノの音と共に蘇りました。92歳、すごいなと嬉しさが込み上げます。第2部から会場に入りました。突然、先生のピアノから床下を通して伝わるエネルギーが走りました。床下から私の左足を真っ直ぐ上がり、貫く光のエネルギーに驚愕しました。足が反応します。大丈夫と聞こえます。それは、希望です。無限に広がる生命の風、希望の風の中にいました。母は、既にキャッチしていたのです。世界に吹き抜ける風です。ありがとうございます。

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高麗恵子即興詩5回目ー 結工房にて
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仙台「高麗屋」にて