萌ゆるとき
遠くにみえる大きな木。その茶色の木立の空間にひろがった枝が、うっすらと緑色になっていて、「まもなく新芽の時」っとつぶやくだけで、うれしくて、クスクス新芽たちの話し声がきこえてくるようでもあり、歩いているだけでうれしく活動の道をいきました。今日は、三鷹の地を歩いていました。素敵なお庭の家の方が、門戸まででてきてくださいました。コンサートのパンフレットを開いてお見せすると、すこしの沈黙のあと「高麗の名は、小さい頃から隣にいてくれているように親しみを感じ育ちました。」とおっしゃり、どきっとしました。お嫁に三鷹にくる前は、高句麗伝説を開催してくださった練馬区大泉学園の白子川の源流のそばで育った方でした。高麗恵子さんと数日前にお会いした時、白子川の源流には水が清く高句麗人がたくさん暮らしていたと、地域のおばあちゃんからきいたことをお話しさせていた矢先の出会いでした。高麗さんに語ると不思議がおこると、うれしかったです。マーブリングのかっぽうぎと中にきていたハイネックのマーブリングシャツを、「素敵だわ」っと言われたので、携帯でマーブリングのカーテンやマーブリングの詩書、そしてお着物の高麗恵子さんのお写真をお見せすると、「高麗恵子さんのお役にたちたい」とおっしゃり、講演会と三鷹のコンサートのチケットを「誰かをお誘いしていくわ。」っと2枚お求めくださいました。それから、お庭の木々や草花を案内していただき、うれしいばかりでした。帰り際に90才の方としりました。身だしなみ美しく、お洒落で、語りあった時間の素敵だったこと、ありがとうございます。その後、また歩きだすと、今度は1才ぐらいの子が、にっこりわらって「おーっおーっ」とかたってくれました。今の時代、こんなに素敵な笑顔にあったことがないというほど、全てをとかすような笑顔でした。なにか私に話しかけてくれて、「そうか!」っと、お母さんへコンサートのパンフレットをお渡し、お話しすると、その子は、「よし!」っといったように、手を振って歩きだしていきました。
いつもお伝えできるチャンスをいただき、ありがとうございます。
スペインでの作品展、コンサート上映会の書き込みをよませていただき、同じ時代に生きているなら、だれでもが生涯一度でもコンサートの一席にお座りいただきたい気持ちです。京都コンサートへ向かわせていただきます。
ありがとうございます。