かけがえのない経験
遅くなりましたが、今年初めての狛江での応用コースは、とても楽しみに参加させて頂きました。交感神経と副交感神経のお話をお聞きして、子供の頃の苦しみが次々と思い出されてきました。授業中、手にいっぱい汗をかいてノートに水たまりをつくっていたこと。給食後に必ずお腹が痛くなって授業中トイレに立つのが恥ずかしくて我慢して辛かったこと。よく呼吸困難になって早退したり保健室で寝ていたこと。中学生になってからは人の視線が怖くなり、ビクつくようになったこと・・・。自分は変だと思って気にし、自分を否定し傷つけ、生きてきましたが、診断主義そのもののような学校や親との係わりのなかでは、そうなるのは当然であったと、講座をお聞きしながら、単に辛かったり悲しかったりした記憶として放置することなく、明らかになって分かって行けることはとても嬉しいことでした。
いだき講座を受講したばかりの頃、講座で先生に、いつも緊張していて苦しいとお話ししました。先生から一言、「身体は緊張していないよ。」と仰って頂きました。「身体は緊張していないよ。」先生のお声とともに、そのお言葉はその後もずっと心にあり続け、緊張して辛い時いつも、先生のお声と共にその言葉を思い出していました。この度の応用コースで、そのお言葉がはじめてよく分かりました。そして長年苦しんできた緊張ということが自分から切り離れて行きました。
自分の中の混沌として暗かった部分に光が差して明るくなり、ハッキリと分かり、そして自分から剥がれて無くなっていくのです。それは時間にしてみればあっという間に感じられても、そこには先祖から続く気の遠くなるような時間があり、それが今一気に救われて解放されていく、ものすごい歴史的な経験をさせて頂いています。これほどのことを応用コースの2時間15分のなかでさせて戴けることは、感謝してもし尽くせない程のことです。
自分の中心に厳然として在る「愛」が分かってから、内面はどんどん変化しています。内面は豊かに、そして力強くなり、愛が源泉となるちからが身の裡に養われ、そのちからで考えて動いて行けることを新しく経験している最中です。応用コースの最後のほうで、先生が「一番大事なのは、感動」と仰ったお言葉がずっと心にあります。今までだったら怖くて動けなかったことが、ふうっと「やってみようかなー」と生まれる自分の中の声のままに動けて、義務感や恐怖に縛られることなく、自分の中心に在る愛から動いて行ける・・それは今まで経験したことのない、何か伸びやかで自由で、自分にこんなことってあるんだ!と、やっと人間に成れた実感が湧いてきて、それは深い喜びであり、そしてこれも「感動」なのです。
これから新しい経験をどんどんして、たくさん感動して、人のお役に立ち、世界の恒久平和に貢献させて頂けるような働きが出来ますように祈り、動き続けて行きます。
新しい年になって初めての狛江での応用コースは、かけがえのない経験でした。心よりありがとうございました。