KEIKO KOMA Webサロン

“We are the champion”


プロテストソングやフォークソングにしか興味がなかった若い時分のわたしは、ビートルズもクイーンも全く受け付けなかった。「音痴」を言い訳にして、ジャズもロックも関心の外であった。ピアノは、家にあったが、あれは金持ちたちの趣味、クラッシクは知識人たちの教養に過ぎないと、あまり親しめなかった。だから、「いだき」との出会いは強烈だった。ピアノで運命を拓く?! シンセサイザーで内面を表現する?! 否定的な思いばかりが先行し、素直になれなかった。しかし、沖縄のコンサートで、「音」のシャワー、「響き」の注入、「リズム」の力がやっとわたしの「凝り固まった感性を開いてくれた。どうして自分はこんなにも強情なのかと恥ずかしい。今日、やっと見ることができた映画「ボヘミアン・ラプソディー」もそうだった。あんなのは多少いかれた若者たちのバカ騒ぎに過ぎないではないか、ラストで泣く人がいるなんて信じられるものか。しかし、やはり感激してしまった! フレディーの歌唱力と素直な生きざまと、そしてバンドのチームワークに圧倒され、随分、力を与えられた。そして、かれらが繰り返し叫ぶように “We are the Champion”、わたしたちも、先生のお力もあって、今、戦って、勝ち続けているのだ、いい年末を共有しているのだと胸を張りたい。

 

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