KEIKO KOMA Webサロン

ひとり、ひとり


昨夜の京都コンサートは、改めてパイプオルガンは神様の音なのだとその威力に圧倒されました。第一部「いのちのちから」は、頭も体もヘロヘロとなり自分の状態がそのまま出る情けない有様でした。いかに普段余計なものを抱え込んでいるかを思い知らされるように自分の中からそれらが噴き出て、その勢いに自分が吹き飛ばされそうでした。これが「いのちのちから」なのだと、圧倒的な威力に対して私の体ができていないと思い知った第一部です。

第二部「神がはたらく体」は、第一部を経験させていただいたからでしょうか。神様の参道を歩いているような澄み切った空間にいました。冷んやりとした空気に包まれ、身が引き締まります。何かが浮かび上がっては消えていく繰り返しの中、マーブリングコートを身に纏っているせいか体内で浄化されていく心地よさに、つい微睡みそうになりました。神様の音の空間は無限に広がり、ひとりひとりのいのちにはたらきかけてくださります。コンサート前に京都府立植物園で見た、たくさんのコスモスの姿が浮かびました。入園した時は陽を浴びて咲く姿を、多くの方がカメラを向けられていました。私も「綺麗だなぁ。」と写真を撮りました。退園する時には陽も落ち、人の姿はありません。ですが、その時に目にした光景は同じコスモスではありませんでした。一つ一つの花が鮮明に浮かび上がり、息づいているのです。たくさんのコスモスの一つ一つの顔が、そこには存在していて圧倒されたのです。思わず息をのむ光景に出会しました。コンサートの経験を、コスモスが先に教えてくれていました。

昨夜書込みを書いていましたが、あと少しのところで跡形もなく消えてしまいました。あまりのショックで気力を失せ、そのまま寝てしまいましたが、今改めて書きながら気づくことがあります。何かに助けられていると分かる今です。先生のコンサートはいつもそうではありますが、神様の音であるパイプオルガンはその場にいないと経験できない経験をさせていただきます。そして移動を伴う土地でのコンサートは、必ずコンサート前に既にプロセスが始まっていて経験していることを、この度も経験しました。ありがとうございます。

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三鷹市芸術文化センター風のホールにて
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結工房より:シダモ
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高麗恵子スカイロケットセンターにて