次の世界へ
昨夜の三鷹でのコンサートで、第一部は「頭」でなく「あたま」と高麗さんの書込みで知りました。以前から講座で先生から、「あたま」のことはお聞きしてはいますが「限界の突破」とお聞きし、緊張しながら電車の中で第一音を待ちました。思いがけない音でした。何かがとても懐かしく、何かを知っていると感じる音でした。光いっぱい浴びているようです。ところが、会場に着きロビーに座ってお聞きしていると、眉間の間にウチャウチャと蠢くものが左右に行ったり来たり激しく動き始めました。イライラするを通り越し、とても気持ちが悪く頭を抱えずにじっと耐えるしかない状態です。これが私の「あたま」なのかと考えます。すると、そこにスポットライトを浴びるかのように光が射しました。見る見るうちに陽だまりとなって包み込み、やがて溶けていきました。その気持ちよさに、コクっと居眠りをしたくなるようなやさしさに包まれた瞬間、拍手の音でハッとしたのです。蠢くものは消えていました。第二部では、ある音が私の中に突然飛び込み、世界が一変しました。開かれた世界がありました。先生が仰った「元の元の存在」と共に在りました。風がずっと吹き続けています。草が揺れる中にいました。黄色と白い花が見えます。野原なのでしょうか。私の子供の頃なのか、まるで分りません。風と共にいました。何て美しく、やさしい幸せな世界なのでしょう。ずっとこのまま続きますようにと願っていました。アンコールは、第三部があったのかと思ってしまいました。次の世界が始まっていました。アンコールを超えたアンコールを経験させていただき、今日に続くのかと思うとドキドキします。ありがとうございます。本日も、よろしくお願いいたします。