詩:双子の願い
ある双子の姉妹の願い
子どものときからのひどいDV、登校拒否、引き籠り……。もう30歳に。
①猫と生活をしたい。アニマルセラピー 1⃣猫を撫で繰り回したい。
②体力をつけて、いろんな場所に行きたい。 2⃣漫画の舞台や聖地に、死ぬまでには。
③表現活動(絵・マンガ・文章)がしたい。 3⃣創作活動。コミュニティー参加。
④本をどんどん読み、読解力を養いたい。 4⃣一日10時間の熟睡をしてみたい。
⑤自分の合う環境に引越したい。 5⃣季節の移ろいや変化に気づけるように!
もう丸5年、わたしの塾に通い続けるか細い双子の女性
まるで中学生のような幼さの中に警戒心と好奇心を一杯詰めて
セラピストでも精神科医でもない、わたしの「国語塾」に週一回やってくる
ことば力を養うために、本を読んだり、話しをしたり、思いを書き留めたり
純真さと無垢と、その反対の庶民っぽい打算と小ずるさと、どうしようもなさ
セッション一時間後に見せる少女らしい笑いと大人の戸惑い、信頼のかがやき
山歩きに、六甲の山すそを散策したのが最初だったかも
一昨年、矢田丘陵を越え、矢田寺に行き、郡山の知人のところへ行く
猫がいっぱいいて、彼女たちの驚喜、田植えにも呼ばれたとか
奈良や京都の根源解決のコンサートに誘ったら、もう常連になりかけてきた
この頃は寝ないで、音響の中でくつろぎ、体を癒していると言う
講座仲間の介護施設運営者の親切で、介護職員研修初任者に認定される
ただ彼女たちは、ほかのことを願っているようなので、「願い」を書かせた
ただ、わたしも彼女たちも、もう一歩、違う風に前進して行きたいもの
金の心配なく、ペットと本と花とに囲まれて、美しく楽しく暮らす!
孤独を厭わず、年齢に負けず、やりたいことをコツコツ続けていく!
まずは自分たちの自立・自由かも。でも同時に、みんなの風でありたい
金も言葉も体力も一杯使って、ダイナミックで未知な創造に向かいたい
願いも思いも果てしなく! まずは、こうして書くことから!