KEIKO KOMA Webサロン

いのちの力、エネルギー


昨日は大勢の皆様と愛の旅をしたようなジェンダー講座をありがとうございました。最近受講された若い世代の方々のお話から、親やその親が生きてきたこの社会や世界が、生まれる若い世代にいかに影響を与えているかをあらためて認識いたしました。まさに胎児期幼児期の問題であり、それは今を作る我々の責任でもあります。

オードリータンさんの本を読み、主権在民(国民主権)という日本国憲法の基本原則を忘れているように生きていることに気がつきました。いや、忘れていると言うよりあきらめに近い感覚かもしれません。私たちには力も権利もあり、それを行使できる自由がある。それが民主主義社会と考えます。そしてよりよい社会を作る、主権在民を実現できるツールとしてのDXがあるのだと気がつきました。コロナ禍にあって私の関わるIT業界の会社は過去最高益でした。それは、コロナにより残業代、出張代が減った予算をIT、まさにDXへ投資しようとした企業が増えたことが一因です。そのようなDXではなく国民が豊かになるためのDXがあることを知り明かりがともったように感じます。

お互いのいのちが寄り添うような一体化の経験は、男と女の関係ではありませんが、父の介護を通じて経験したことがあります。末期がんで、尿も出なくなり足が丸太のように腫れ上がり、ここ2,3日が山だろうと医師に告げられました。父は私がそばにいることが一番安心だと言うので付き添いつつ何ができるのかと思ったとき、腫れ上がった足をたださすっていたことがありました。皮膚も弱くなっているのでオイルを塗りながらゆっくりゆっくりさすっているといつのまにか安心して父は眠っていました。眠る姿を眺めながら足をさすることしかできないけれど、その時間は何かとても温かく豊かでまさにいのちの一体化を感じておりました。おかげさまでその後回復しいったん退院までできました。あのときは病棟中の人の足をさすろうかと思った覚えがあります。

世界にただ一つのいだき講座を受講した私は、疎外要因もなくど真ん中も数多く経験しています。よりよい社会を実現し若い世代やこれから生まれるこどもたちのためにも何をしていくか、今が正念場と感じます。何をすればよいかわからないというのもただのいいわけです。怠けているだけの状態を自覚しました。ありがとうございました。後藤美香

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