生きていく

昨日の雨が嘘のように、明るい光の朝を迎えました。久し振りに、そして何とか無事に間に合い、京都ロームシアターの一席に座れたことに感謝からコンサートが始まりました。「彼方から」続くメッセージの「彼方からのある何か」との言葉をお聞きし、その「ある何か」を掴みたいと臨みました。第一音からして、宇宙からの音でした。様々な通信が体の中で鳴っているようです。それを言葉で理解しようとした瞬間、頭が痛くなりました。直ぐに違うと分かりました。豊かとは、こういうことかと学びます。生きていける、いえ、生きていく、と強い意志が生まれた第一部です。第二部は「愛による一致」背筋を伸ばしてお聴きしていましたが、突然「正中心」と言葉が浮かび、改めて座り直しました。まるで体感が違うことに驚きました。背筋を伸ばすとか、姿勢をよくするとか、そんな形のことではないのだと体から学びます。気になる雑音も話し声も、ものともせず強く鳴り響くピアノの音は、すべてを一つに包容しながら、さらに強く確たる世界として在り続けます。様々なことがある中で、例え何があろうとも生きていくとは、こういうことかと学ぶコンサートです。ありがとうございます。