三鷹の地

三鷹の地は不思議です。この地でのコンサート、昨日のコンサートの場にいられたことにただ感謝よりありません。府中「高句麗伝説」を経て頭の理解などこえた大枠そのものが変わってしまったようなそらおそろしい変化の只中で当日を迎えました。先生のお身体はきびしくピアノはなかなか鳴らずリハーサルと調律を何度も何度も繰り返されました。開演メッセージに驚きました。ひと言ひと言に鳥肌が立ち続けます。3月16日の「むかしむかしの大木は」も三鷹でした。極めつけのテーマがいきなり訪れます。宇宙と地球と生命と人類。人類史的な高句麗の歴史を担った高麗恵子さんと先生が出会って「いだき」「高句麗伝説」という希望がはじまった三鷹の地にて時満ちて。はじまりではなく、はじまる。ダイナミックな大自然、遥かな光ふりそそぐ恵みを全身で経験しました。日本に三鷹一帯という武蔵野の大地があり、懐かしいぬくもりにいだかれ、いのち支えられていたこと、本当にありがとうございます。堤康晴