KEIKO KOMA Webサロン

「言葉の力」を取り戻したい


「この国は言葉から崩れてしまった。」と発言したのは、去年、映画監督の石井裕也氏だった。(毎日新聞、21.7.7.)コロナ禍の激しいころ、「ステイホーム」や「GOTOトラベル」など、耐えがたいほど軽い言葉が飛び違い、原発再稼働反対の抗議の声などは、全く届かない状況にうんざりし、「崩れた社会を再生するには、つまるところ言葉の力を取り戻すしかない。」と思い、家族が交わす言葉を丹念に紡ぎ出すシーンが中心の映画を作成したとか。
ほんとに軽薄で奇妙な言葉ばかりが横行し、抗議や問題提起の声が聞こえなくなり、人々は本当のことは言わず、また本当のことに気づかず、その日その日を暮らしているばかりのように思う。ちゃんと発言すれば、「過激すぎる」と批判され、すぐに「そんなこと言っても無理ですよ!」と交わされる。ブラック企業でしいたげられていても、受験産業に疎外されっぱなしでも、声を上げないし、行動にも移さない。
「言葉の力」を取り戻すための「国語サロン」をこれからの仕事のテーマにしたいもの。新天地で、6月から活躍します。

(明日から6/5まで、引っ越しのため、書き込みを中止します。PC等、使えないかも。携帯だけは繋がっています。)

 

 

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パリの朝
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仙台電力ホールにて-2
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大いなる存在と繋がり