誰にも侵されない世界
第一部のメッセージをお聞きして、コンサートでの体への変化そのままの表現に驚き、そういうことなのだと理解が繋がりました。数回前のコンサートからは疼く胸の中心へと向う径がまるでトンネルのようで宙から吸い込まれるように胸の中心へと向う香る風に抱かれ、まるで宇宙を抱えているような体感でした。今回はその径が子宮まで届き、震えるように存在現す子宮を生まれて初めて感じました。
川にピアノを置き弾かれたお話を以前お聞きしましたが、まるで川の中にピアノがあるように先生のいらっしゃる舞台に水が光と溶け合うように輝き、あまりに美しい光景でした。溢れるように内側から生まれる満ちるいのちの力は誰も侵すことができない永遠へと続くように感じられました。
体内の交流を感じられてからは、様々なものが体を通り抜けるのを感じてきました。今もなお、足の中を何かが這っていくような感覚が以前の仙台やジェンダー講座での体感と重なります。見える世界情勢はもちろん見えない世界も騒がしいのかもしれないと感じています。
コンサートでは内側から言葉が生まれ、誰も侵すことの出来ない世界へ…と、発生の瞬間の光のお話を思い出しました。愛、いのち、光…同じ処から来て同じ処へ還るのだろうかと脈々と続くいのちの営みを見ているような気持ちになりました。壮大なスケールの満ちるいのちの詩をありがとうございました。