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意志あれば道あり!


いよいよ明日に迫った私立大学の受験。このところ連夜、電話をしてくる高三生。やっとその気になった二浪生。前者は、楽な推薦入学を蹴り、安全のための受験を断り、D大一本鎗。自分で選んだくせに、自信がなく不安に駆られて、もう頭がおかしくなっている。自分は失明するに違いないとか、隣りの建設工事は、おれを邪魔するものに違いない、今朝、眼鏡を踏んづけて、修理に奔走したのは、不運の証だ、とうるさい。いくら、受験生はその焦りと不安にさいなまされるものだと言ってやっても、自信がなくても希望はあるのだろう、意志さえあれば大丈夫だよ、と言ってやっても、「先生、僕って通りますか?」ばかりをたずねてくる。それは言えない。後者は、なまじ頭が良いだけに、始末が悪い。メモを取るとか、下書きをするとか、読むべきものはきちんと読んでおく、とかできない。いや、やらない。大人でもそういう知人がいるが、口ばかりで事務的なことがまるでできない。しまいに、人の知恵と執務を借りて、うまく済ませようとする。悪意ではないのだろうが、甘えて、人をあてにばかりする。――そういう輩にかかわるべきでないとわかってもいても、捨てておけないわたしのだめさ、までが浮き彫りになってしまう。

意志(石)あれば道あり!――ずっと以前、先輩から聞いた言葉だ。文学を修めたい高三生も、外交に携わりたい二浪生も、「意志」だけはしっかり持っていてほしい。まだ磨かれていない原石であれ、ごつごつの石道であれ、意欲と希望を失わなければいいのだ。ただし洒落が通じるくらいのユーモアも必要だ。

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歴史の大ロマン
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NPO高麗 東北センターにて-3
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こんばんは??