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嬉しい年明け


元旦の朝、父のプリンセスミチコが開花していました。たった一輪、粋な贈りものです。母の検査入院の時は蕾で見守り、新年元旦に開花するなんて、「やるなぁ、パパさん。参りました。」と思わず話しかけていました。父の薔薇に、この日も魂を見ました。母と一緒に頂いた「タイガー」は、高麗さんが仰るように花の甘い香りが漂います。春が訪れたように光り輝きます。思わず母と笑顔になり、母は美味しそうに飲み干しました。それが何より嬉しいです。既にはじまる、嬉しい年明けです。大晦日に帰り、元旦に急いで家に戻る電車の中で、迎賓館コンサートが始まりました。目を閉じれば、何やら見える光景があります。でも見えるようで見えないのです。見たいのに見えない、このぼんやり感は何なのか、自分のことなのに歯がゆくなります。焦れば焦るほど見えないのです。これは一体何なのかと気になりました。先生から「呪い」とお聴きし驚きました。対談が待ち遠しく、家に着きました。携帯電話でなく、先生のスピーカーから奏でられるピアノの音は、まるで体感が異なる別世界です。対談前のピアノの音は、何があっても乗り越えていける力とやさしさに溢れて包まれ、余計な力が抜けていきます。対談をお聴きしながら、人から「それは酷過ぎる。おかしいよ。」と言われても、肝心な私が原因は自分が悪いと思い込んでいたから、酷くても仕方ないと諦め、自分の状態がまるで分らない時があったと気づきました。当然、体は壊れていきます。また、ホットラインがあっても、勇気を出して言ったとしても、先生が仰るように訓練されているわけではないので表面的に終わってしまいました。更に諦め、自分に追い打ちで言い聞かせて黙ることになります。恐ろしい潜在化です。「呪いのフィールド」と先生が仰った言葉が、腑に落ちました。今、分かっていけることがありがたいです。「今年は徹底的に好きなこと、好きなものを見つける。」先生の言葉に、大きく頷きました。今日となりましたが、京都に向かわせて頂きます。嬉しい年明けからはじまり、さらなる嬉しい出会いを予感する今です。ありがとうございます。

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ぬくもりの空間で
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多賀城市文化センターにて-3
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