高句麗伝説の開催ありがとうございます。

お二人のお姿が現れた瞬間、涙が出てきました。出逢えた喜びと、新たな時代の幕開けの中心にいられる奇跡に終始身と心は満たされていました。空間にあらわれるお二人の「音」、もはや「音楽」などと呼ぶことすら躊躇します。神々しく、清らかで瑞々しく、すべてが眩しくて、何と表現して良いのか、言葉に詰まります。まるで宇宙に行ってきたかのような感覚に、この異次元の空間こそ真の世界、本来人間が存在している場であると知りました。遥か彼方でありながら心の裡にあるひかり。尊い経験をありがとうございます。
コンサートの途中、何か役目を果たしたかのような、やっと肩の荷が下りたかのように脱力した瞬間がありました。おそらく、私に連なる魂が、この場に来たかった、この瞬間を待ちわびていたのだろうと思います。それは私も同じです。生きてこのような経験ができるとは、何という幸福か、途轍もない場に身を運ばせていただきました。夫婦とともに、仲間とともに参加できましたこと、嬉しい限りです。
私自身が逃げてきたこと、隠してきたこと、すべてが見え、真にそぐわない考えや行動は違和感となって淀み、居心地の悪さ、気持ちの悪さを感じます。動く水の如く、真の自分を生きるのみとなりました。怯みますが、高麗さんの「はるか彼方の中心で生きる生命」というメッセージを聞きますとき、安堵感に包まれます。この上ない知性です。頭で考えていることはまるで「音楽」です。そうではなく大宇宙と裡にある「音おん」のまま生きればよく、それが本来の生命であり希望の光、と浮かびました。重ね重ね、尊い経験をありがとうございます。