美しい月に近づく!
大きな月があまりにも美しいので、つい東の方へバイクを走らせてしまう。この金色の月の光に繋がって安心できる在り方こそ、昨日の応用講座と存在論の受講の成果のように思える。これまでとは違う道を見つけたのだと。
実は、応用講座の冒頭で、「思い上がっていても何の役にも立たない!」と言われて、別に傲慢になっていたわけでも、独善を気取っていたわけでもないのに、自分が積み上げてきた「積み木」は崩壊してしまい、それでも未練がましく頑張っている「頭」は壊れてしまった。もう考えることも、メモを取ることもできなくなって、眠いような、疎いような状態になってしまったのだった。「離脱」しかない! という言葉が響き、「世界は変わった」という主題が広がるばかり……。
それこそフラフラになって三条周辺を彷徨し、頭を冷やして、存在論に臨む。ただ、いくら「存在を証明できるか」と迫られても、「じゃあ、何しにここにいるのだ?」と責められてても、答えられない。答えられないのに、ここにいることが正解のように思えて、妙に落ち着き、何やら元気まで出てくるのだ。冷えた体がまた熱くなる。しかし、今度は眠くならない。「反応」という言葉が体の中に入ってきて、ノンバーバルなレベルで、重要なことが分かってくる。個人が、一人一人が、真っ当に生きることが、世界を変えていくのだ、そして、そのように世界が変わってきたのだと理解する。
有り難うございました。