ありがとうございます。

今朝のことですが、仕事に向かうために歩いている途中、「いのち」の、なんと貴く素晴らしいことか、突然そのことに身が震えました。自分だけではなく、家族、目の前を歩く人、草木、、すべてにいのちがあるなんて！？。本当に凄いことです。
それでいて、今日も淡々と仕事をし、些細なことで笑い合い、様々なことを議論し、人間でいる、この幸福は、感謝という言葉では言い表せません。恵みを頂いています。

ここ数ヶ月、いったい自分は何なんだろう、何がしたいんだろうと、ずっと考えてきました。会社の中で「みんながよくなればいいな」と漠然と思い続けてきました。それが、ビジネス用語で言えば「全体最適」なのだとわかり、それはつまり「和」であり、ここでやりたいことは「和を以て貴しとなす」つまりそういうことなのだと、思い至りました。まさに自分がやりたいことは、和をもたらすこと、全体最適です。

「ザ・ゴール」という書籍を昔見て面白くて、その時は殆どピンときませんでしたが、いま会社でマネジメントする側になり、ボトルネックが全体のスループットを決定しているということを今更ながら実感しています。目先の様々な現象に対処しても部分最適に終わります。いつも思いますが、火消しの上手さを競い合ってはいけないのです。そもそも出火させては駄目なのです。真因は何か、それを解決しない限りはすべての現象が解決しない、しかしそれはなかなか見えてこないし、本社絡みですぐに解決できる問題ではないことも殆どです。「そもそも自分は本当にゴールがわかってるのか？どこかズレてるんじゃないか？」そのことにいつも悩みます。しかしやりがいもあります。組織のサービス品質を扱うのに「品質管理」という分野があり、TQM、ISO、統計分析やQC検定なるものがあることを最近になって知りました。しかも先日上司が私に品質管理をやらせたいんだよね、と言って来て、何も相談してなかったので、頭の中を覗かれたのかと驚きましたが、私をよく見ていてくれたのでしょう。しかしこれがたいへん難しい内容で、全然実践しきれていませんが、私の考えてきた漠としたことがすでに高いレベルでまとめられていました。人間の知恵と知識はあらゆる分野で集約され体系化され継承されている、その事実に今更ながら驚かされます。会社というのは金儲けのためにあらゆる機能をシステマティックに統合していける、なんとも良く出来た仕組みだなぁと感心します。しかし大前提として、まっとうな人間がまっとうなモノを売ることをしなければ、すべては砂上の楼閣です。

自分はまっとうな道をきちんと歩んでいるだろうか？惑うとき、先生と高麗さん、いだきという揺るぎない星がいつも私のポラリスとなり強く輝いて下さります。会社員として働いている今が、これから何をやるにしてもきっと活きてくる、いえ、必ず活かしてみせます。

いだきしん先生、高麗さん、いつもありがとうございます。