KEIKO KOMA Webサロン

平和の具体的なモデル


小さなところで能力を上げる、そのような場をいっぱいつくっていくことを今、世界中が求めているとの状況を明確に示していただき、それが平和に繋がる活動であることも教えていただいた応用コースでした。エチオピアコンサートで日本のとび職さんたちに習って、地元の若者が舞台づくりに参加し、奮闘していた姿についてニコニコされながら語っていただきましたが、実際は心配なところも多く いだきしん先生も冷や汗をかかれたようなお話もユーモアたっぷりで楽しくお聞きしました。

現地の人たちができること、できないことをしっかりと見極めて、支援する側が将来は現地だけでやれるようにサポートする形は ゴデのキャンプ地訪問の最初から いだきしん先生が徹底されていた姿勢でした。現地キャンプの地べたで暮らされている方々のところを訪問される際には、一回一回テントに入るときには帽子を取られていました。丁寧にお辞儀をされた上で話を伺い、必要なところでは相手の方々に不安がないように気遣われながらビデオ撮影され、体調のすぐれない子どもさんには寄り添われる・・、全てを同時進行しながら現地の課題は何であるかを聞き取られ、次々と後々の支援の手立てを遂行されていました。撮影アシスタントとして先生に密着していた私はこのエチオピア同行時に現地支援の基本姿勢を身をもって学ばさせていただきました。

そして、応用講座での先生のお話は土地の方々の本来持っている力を育てるプログラムを作り、それをオープンにしていくこと、それには支援する側が自分は自分で仕事をし、自律していることが必要と仰っておられたと思います。ここが中々これまでにないやり方で一般的には難しいことと思いますが、エチオピア以降の先生、高麗さんの支援活動は全てがまさにこのモデルの実践だったと思います。受講生の私たちが小さくてもこのようなモデルを各地にいっぱい創っていくことが一人一人が平和に貢献することになり、このモデル地域でコミュニティを創っていき、これらの活動によって一人一人の自由度が高くなれば平和に具体的に繋がると私は受け取りました。

エチオピアやロシアなど世界各地での活動もとても大切に考えておられ、共感致しますが、日本なら繰り返し継続してやっていけるのが強みであり、世界の平和モデルとしての日本のお役目もあらためてクローズアップされたと感じます。実践する一人一人の生き方の課題は活動、仕事、生活の一致にあります。いつも考えるヒント、解決への標をありがとうございます。

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NPO高麗 東北センターにて-2
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京都コンサートホールにて
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府中の森芸術劇場どりーむホールにて