KEIKO KOMA Webサロン

叡智


待ちに待った三鷹での本日のコンサートは、対談にてお話くださったテーマが第一部のメッセージでした。「人間性発動」

「人間、すなわち人間らしさ。曖昧な概念ですが、細かいことをいわなくても何気なくわかり、この何気なくというのがまた問題な「人間性」です。頭脳のことでいえば明らかに他の動物と違います。頭脳が喜ぶこと、頭脳に必要なことが、教育とか社会にあれば、自ずとわかります。何か曖昧だとすると、教育、社会、政治、医療などでしっかり理解なされていないということでしょう。コロナ禍のもとで、誰もが目的、目標もない今、今の事態にきゅうきゅうとして何とも妙な歪んだ人間性にならざるをえないことになっているのではないでしょうか。頭脳は目標がなければ働きません。実際、病気がなくても、病気の不安感、恐怖感を頭脳にインプットすると、健康な人も間違いなく病気になります。頭の痛くなるような事態ですが、内面的な豊かさから頭脳の本来性のはたらきをしっかり自覚されて、これからの人生の目的、目標を見直し、幸せに生きていただきたいと考えます。」

久しぶりと感じますコンサートは、客席もざわつき、「妙な歪んだ人間性」という表現をそのまま感じ、どうなるのかと戸惑いました。メッセージの内容は、希望を感じました。「頭は目標がなければ働きません」とは頭がひらかれる兆しを感じ、世界の平和を実現という大きな目標を掲げました。病気の不安感、恐怖感を頭脳にインプットすると、健康な人も間違いなく病気になるとの内容もよくわかります。体も精神も頭にはたらきにより、大きく変わります。今日の演奏をお聴きし、頭が変わったことを自覚でき、とてもうれしく感じました。前向きとなっています。頭を塞いでいた壁が取り払われ、無限な世界と通じる頭となっています。押さえつける頭が解放へと向かっています。オセロゲームのように、黒が白にどんどん変わっていく様が見えていました。押さえつけていく頭のはたらきと前向きに考えていく頭のはたらきが裏と表のように見え、押さえつけていた全てがひっくり返り黒が白となっていく光景が見えます。同じ頭でも、大きな目標に向かい働く時、叡智は無尽蔵にあることを自覚できます。コンサートを邪魔するようなノイズが聞こえると心曇りますが、今日は立ち直りが早く、まわりがどのようであっても自分は先生の音を聴くことに集中すると決めていました。次第に静かになってきたので、やはり一人一人のあり方が場を作っていくとわかります。コンサートは社会の中で真の自分を実現していくプロセスを経験させていただきます。

第2部「人のために」

「自分のためだけに知らず知らずのうちになりがちな様相です。例えば、健康のために食べ物に気をつけ適度に運動もし、時によりハードトレーニングをして見た目にも強い体をつくり、体は医学上は健康であっても、結果は自分のためだけに生きているということが多いです。ナルシストという言葉があります。さて、いかがでしょう。人間性は、人のため、世のため、新たな世界を創造するためという目標なくしては発動しません。おおいなる目標を目指し、今までの人類では想像すらできなかった幸せを実現しましょう。」

人間性は人の為、世の為、新たな世界を創造するためという目標なくして発動しないとは、素晴らしいことと感激します。ピアノの音の澄んだ美しい音に魅了されます。この世界をどのような言葉で表せるのかと知らず知らずのうちに考えていました。水に洗われたような音です。光が水に洗われることなどあるのでしょうかと考えますが、音から見える図形は光が水に洗われ、水の雫がこぼれ落ちていく光景です。愛の音、愛の風と表現してきた演奏は今日は同じに愛の音と聴こえますが、新しい愛の音と聴こえます。一音一音が余計なものは全て祓われ、削ぎ落とされ、最も澄んだ透明感あふれる音の連続です。深くて清らかであり、愛に満ちています。青い草原に吹く風と共に愛の音が空間を吹き抜けていきます。心地よいこと、この上なく、どこまでも馬に乗り、草原を走っていける力がみなぎり、気分は最高です。胸深くに響く音は、胸の扉をノックし、扉は開き、涙がほとばしり溢れます。人間の叡智あふれる姿が見え、自律した人間が互いを敬い、慈しみ、支え合い、助け合っている姿が見えます。このように生きていけるのなら、世界の問題も解決できるとはっきりと見えました。自分の為に人を使い、人のエネルギーを奪い、人を倒し、自らも倒れゆく生き物は人間とは言わず、何者かわからない生き物です。人間は自律し生き、生命全てが叡智あふれ、知恵あふれ、愛にあふれています。自律した人間同士が生きていくことは幸せと心底わかり、人間の本姓が輝き生きていける幸せに感動し涙込み上げます。私は、世界の平和を実現していけると見えました。コンサートで見えた自律した人間とし生きていければ、平和は成ると見えました。

コロナ禍にあり不安や恐怖が頭にインプットされ、人間は人間性を失っているのだということがよくわかります。先生がメッセージにて表現してくださったので、最近感じていたことの答えを得たようでした。人間性を失っているなら想像がつく現象を多く見ます。今日も世界中の人に聴いてほしいと心の底から望みました。コンサートは人間となる場であります。頭もはたらきます。6月20回のコンサートの経験があり、更にその前もたくさんあり、対談をさせていただき、頭はすっかり変わりました。人の為、世のためを考え、人間性が発動し、大きな目標をもち、頭脳がはたらきはじめてくれれば、人間は人間となり、世界の平和は成ると見えます。感動のコンサートでした。ありがとうございます。

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