日本人

連日、いだきしん先生のコンサートに参加させていただき誠にありがとうございます。毎日まるで違う経験、音、世界を堪能させていただき驚くばかりでございます。昨夜の「わび さび」そして高麗様の文章を読ませていただくひと時。なんて豊かで美しいことかと、ただただ感動いたします。真の美とは、無駄が一つもなく、愛があり、ただ美しい。音の表現、ことばの表現。本来日本人が生きるとは此のようなことと学びます。
この状態のまま人に会い、伝えたいと切望します。生きて生まれて此のような経験をさせていただけます今この時。お茶室同様、日本人のみならず世界中の人々にご経験いただきたいと、深い禮と愛になったコンサートでした。

「妖精賛歌」で聴こえたオラトリオのような響きがありました。昨晩は途中でこの世の声とは思えぬ歌が命の中から鳴っていました。こんな声でこんな風に歌えたらどんなに気持ちがよく素晴らしいかと、穢れのない、美しく豊かな声が大宇宙と一つに共鳴しているのでした。日本人の魂が持つ美には、愛、神、大宇宙、真がそなわっていて、歳を重ねるとは、無駄な動きを無くすこと、日本人にあって然るべき精神をコンサートで学ばせていただきました。当然、過去にない、いだきしん先生の存在あっての今、表現され生まれる新世界です。

新たなる時代のはじまりを何時もありがとうございます。