「やまと言葉”音源・語源学”(かなのおしへ)てびき」
先ほど家のポストに信貴山から郵便物が届いた。「もう何も残っていないが……」と、吉田修師のお孫さんに当たるKさんは言っておられたが、「先代が入場者に配布したものと思われる印刷物2葉」を送ってくださったのだ。ついでに立ち寄り、身勝手なお尋ねをしたのにもかかわらず、律義に郵送くださったことがうれしく、「言葉の力」を探求することへの励ましを得たような気分で楽しい。やはり、信貴山へ行ってよかった。何か精神が蘇ったような気分。(ただ体調はひどい下痢をしてしまい、やっと回復期になっているところだが。)
漢字からカナができたと思っているわたしには、1万年前から「フミガタ文字」があったとすることは、にわかに信じがたいが、「アという音(こえ)にも9種類の意味があり」云々の、言葉の音と組み合わせによる不思議な力は、素直に受け止められそうにも思う。ただ、勝手な解釈や理解は現に慎まなければならいし、師に対する不敬にもなろう。だから、「五十音図」から、我が名「隆・たかし」は、「そとへ・かはる・しめい」という意味があることを知って、「よしよしどんどん世界へ出て変化をしていくのがわが使命」と悦に入っている次第。昼、学校で、78歳とえらい高齢者のように言われ、いやな気分だったが、それが吹き飛んだ。