薔薇を見て
昨日、近くの畑に咲く満開の薔薇を眺めていました。蕾を沢山つけ、花も押し合いへし合い状態で咲いていました。地面には赤、ピンクの花びらの絨毯が敷き詰められています。これから咲こうとする蕾、今真っ盛りの花、散ってしまった花びら。まるで人生を見るかのようでした。なぜ、そんなに惜しみなく咲けるのだろうか。計算高く出し惜しみするのは、人間だけである。潔く一斉に咲いて、散っていくその姿を見ながら考えていました。応用コースにて、「過去、現在、未来の時間はない。今よりない。ここに、過去、現在、未来もある。」「自然界はポジティブしかない。今をどう生きているか。」先生の言葉をお聴きし、朝の薔薇を思い浮かべました。ハッとします。ぼんやりしていたものが、輪郭を成してきます。はっきりと問うことが大事であり、曖昧は駄目であることが分かる瞬間です。今朝のNHKのニュースで、舞台を再開した渡辺謙さんのインタビューがありました。同じく「今、どう生きているか」との言葉に、人の中に同じである思い、共感を見ました。自然界から学ぶべきものと人との交わりを感じる今です。