新たなる挑戦

昨夜からそして今朝目覚めると同時に長い時の呪縛から解かれ始めれいることを感じました。私にとってはこれからが新たな挑戦でもあります。
高句麗伝説で身に得たことは対象化せず一体となる瞬間瞬間でした。凄まじい訓練の場でした。誰かと出会い、何かと出会い、自分が何かを感じる間もなく、そこに在る存在、現れる世界、場と一体でした。現れる存在や世界を言葉にするのは至難の技です。自分の言葉では到底無理なことです。高麗さんは凄いです。改めて高麗さんの神業的な天賦の才を知ります。

対象化し外から見る意識で分析、解釈する、その意識に対して真っ向から拒絶する反応が自分の中に起こり始めました。かつての謎が解けるのです。同じ場面を共有しながらなぜ同じに経験できないのか。10代の頃から悩み苦しんでいたことの答えが出始めました。

体内から全身が開き感覚は消えここは宇宙。宇宙に丸ごと抱かれ包まれ遥か彼方と繋がる幸せに涙が頬を伝ったとき、私は同じ場面同じ気持ち同じ感情を共にしたと信じてやまず、後から共感していないと知った時、私は自分の経験を何度も否定するほどに理解に苦しみました。自分の経験は幻想なのか妄想なのか、一体なんであるのかを何度も何度も考えてきました。

今、私は人間は他者と一体となり自分を超え真を知る存在であることを発見します。自分の感覚も感情もどうでも良いことなのです。他者とあるいはそれが場や人間以外の生き物であっても同様に一体となるとき自分を超えた真を知り、新しい自分を発見していくプロセスが高句麗伝説では起こりました。対象化する限り真は知りえないことも会得しました。ずっとこの身は今という今まで対象化された中で生きてきたのだと初めて自覚されました。対象化され自分自身も対象化し生きていたのです。対象化している限り共感するはずもなくどんなに崇高な美しい経験でさえ潰されていくことが見えてきます。男は女にはなれず、女は男にはなれませんが、人間には他者と一体となり共感できる凄まじい能力があることを発見します。関係の中で生きる人間は絶えず他者と共感し合い愛し合い生きていればどんな姿へも変容を繰り返していくことが理解できます。驚くべきことです。
やっとわかり始めたことを第一歩にこれからが新たに生きる挑戦と感じています。