「とっても楽しかったです。」
いだきしん先生、高麗恵子さん、昨夜はコンサートに家族で参加できましたこと、本当に本当に心よりありがとうございます。姉が倒れ、生命助けていただき、半年。退院して一週間。姉自身の意志で、新宿文化センターのコンサートに行くことを決め、用意していただいた車椅子も使わずに、駐車場から高麗恵子さんのいらっしゃる入口までも、「歩いていって、高麗さんにガラスの入口で、こんにちはってこと」と言ったことばどうりに動くことができ、無事にコンサートを経験し、家に帰って来ることができました。帰りに、高麗さんから「コンサートはどうでしたか?」と聞いて下さった時、姉は「とっても楽しかったです。」といって全身が「タノシカッタネ」と笑っていたこと、涙がにじむほどうれしかったです。
離れていても、いっぱい支えて下さっている方の微笑み、そっと、ぴったし見守って下さる方、突然のように、青森からあらわれ、車の運転を引き受けてくださった方…このおおきな、おおきないだきの繋がりに、ありがとうございます。
最後に「明日も参加しますか?」と高麗さんがおっしゃると、姉は「はい。」と力強く応えていました。あまりに、しっかりしていて驚きました。どんなトレーニングよりもなによりも、コンサートの場に居ることの成長はない、コンサートの場に居ることが、現状を全体から超えていく、類稀なる場であることを、姉からも沢山経験させていただいています。
本当に心より感謝でいっぱいです。ありがとうございます。
私は、ピアノの音色が生命の最も深淵な一点に入ってきて、まるで一個の細胞に光がさして目覚めていって身体のなかに朝焼けの空がひろがっていくように心地よく、ひろく、やさしく、繊細な、一瞬一瞬が進んでいきました。愛してやまない音です。パイプオルガンの時、頭の芯が痛くなりました。メッセージの不安恐怖だとかんじました。それでも、圧倒的なスケールの空間に満ちていくとき、山の斜面の大地に抱かれるように座り、沢山の人々とコンサートをきいてるように感じ、頭の痛さを忘れていました。アスペクタみたいな未来の大地なのかなと感じました。
本日もどうぞよろしくお願いいたします。