KEIKO KOMA Webサロン

生命賛歌


ひたすらに雑念なく、その場にあろうと聴いておりました。三鷹らしい、高句麗の精神が感じられる音に、チラシであります石垣が眼前に浮かび、心の深い芯、つまりは何ものも触れられない私の中心の柱が迫ってくるように感じられ、俗な枠など消え、クリアな全体と溶け合った確固たる自分しかない感覚となります。心の上澄みは何と愚かなことに左右されてしまうことかと考えます。第二部の「聖なる生命」とアナウンスで読まれたときは、人の命のみを考えてしまいました。しかし、演奏が進むにつれ、海底のプランクトンから空の星に至るまで、また地球自体も、すべての生命が同じに感じられ、ともに生まれある自分たちであると身体で体感をしました。そして、アンコールでの手拍子が、私たち一人ひとり、良くも悪くも個性が溢れ、失敗をしながらもともにこの地球に生きているのだと、正しく「連帯」を経験したと感じます。手拍子は生命の賛歌でした。忘れられない、素晴らしい経験を誠にありがとうございます。この経験が、全ての生命にも起こるかもしれないことを考えると、生命の美しさと尊さが、ただ嬉しく、有り難いばかりです。
ありがとうございます。

田嶋利江子

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東北の恵み
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三鷹市芸術文化センター風のホールにて
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熱情第5弾