全ての存在総出の舞台

久しぶりに開けました高麗屋での幻のコグリョカフェは大盛況となり、心よりありがとうございます。詩をご要望の方に目を閉じ、見える生命の光景を言葉にする時、大仕事であると気づきました。皆様、涙を流されるご様子を拝見し、今年は皆で真の人生を生きていくのだと感じ、とてもうれしく希望を感じます。真の人生の道や流れが見え、詩に書いた詩書もどなた様の元へいくのかがとても楽しみです。何より大切なコンサートは遅れることなど到底できませんので、最後の方で時間オーバーでコーヒーも淹れる時間がなくなってしまい、皆様に召し上がっていただけませんでしたことをお詫び申し上げます。皆様、事情をよくご理解くださり、快くご承諾いただくことができ、申し訳ない気持ちでいっぱいですが、お気持ちがとてもありがたかったです。

急いでコンサート会場に向かい、メッセージを読ませていただきとても驚きました。高麗屋で目を閉じ、詩を書く時、見えた光景は流れが多かったのです。そして「永遠」という言葉も多く書きました。先生のメッセージ第２部にて「永遠のイデア」

「プラトンが説いた非物体的永遠の実在、真実性は「イデア」を抜きにしては確かな知は得られないとしました。永遠の真理を求めずにはいられない人間の本性、魂、心の解放からはじまり永遠の愛の実現に至ります」

永遠の真理を求めずにはいられない人間の本性というお言葉通りを、一人一人の内面に見たのです。それ故にいだきに出会っている方々なのだということもわかります。

第１部「流れ」

「「流れ」と云いますと、ふと浮かぶだけでも数数え切れない程の流れがあります。

水の流れ

空気の流れ

時の流れ　　　などなど

しかし人間の意識が介在したときに流れは意図的になり時間的になり、時により自然の流れとは流れを全く無視した状態の社会的な流れをつくりあげてしまいます。流れのように見えても実は停滞、あるいは逆行になります。知らぬうちにゆゆしき事態をつくっていきます。時間や空間をのりこえてしまう「流れ」があります。たとえば愛の流れです。幸せの流れです。」

ピアノ演奏からは、地に埋もれていた魂も霊魂も名前の知らない存在や架空の生き物、龍、妖怪やカッパ、カエル、猿。。。鳥獣戯画に描かれている動物や生き物が現れ出ています。神と呼ばれた存在も現れ、皆で踊り、酒盛り、歌い。。。お祭りのようでした。そして私に応援してくれることをあらゆる表現により伝えてくれました。とても楽しく、面白い、なんと表現してよいかはわかりませんが、音楽と共に見世物としてもお見事の芸を見せていただいた満足感があります。先生のお召しのお着物の刺繍が「雷神」であったことも尚想像力がはたらき、雷神や自然の神々も人間が作った神々も総出の舞台でした。パイプオルガンの演奏でも日本の古来の伝統や文化を学んでいるような感覚となり、とても興味深く、心が豊かになるのです。日本の秘められた真や力があらわれ、日本が蘇る演奏と感じ、私たちが生きる日本の元なる力が復活する喜びを感じます。言葉によっては表し尽くせぬ日本の魅力を見出しました。表面的なきらびやかさではない、奥深くからあふれる真の美を学びます。神楽のようにも感じ、神々が様々な姿に変装し、人間に人間の真の生き方を教えてくれているようで、たのしくて無我夢中で入り込みました。気づくと、第一部も終わり、第２部のピアノ演奏も終わっていました。思い出そうとしても少し前の演奏を思い出せず、心の中で面白くて笑いこけていました。「風」を感じたのです。このように時間を忘れ、風のように生きていくことは心地良いと感じます。パイプオルガンの演奏では、古代ギリシャの哲学者や世界中の哲学者が喜んでいる様子が見えました。「存在論」にてお聞きしましたギリシャでお会いしましたアリストテレスの研究者のことも思い出しました。先生にお会いでき、ご自身の研究していることの意義深いことをわかっていただいたので、涙にじむほど喜ばれたことを思い出し、私も今になれば共に涙ぐんでしまいますが、当時は、それほどの研究であることを理解できずにいたのです。先生によってわかっていただいた哲学者は、この世を去ってから何百年経とうとも、わかってくれる先生が現れたことを喜び、祝杯を上げている光景が見えました。知の大切さを教えられます。一部で見させていただきました神々の饗宴、存在する生き物のお祭りでは人知を超えた世界の神秘的なことや可能性をたくさん感じました。そしてそのことをわかる知性があり、なんでも達成できていくとおおいなる希望と力を与えられました。先生に出会えた人生の経験をそのまま正確に言葉に表し、正しく理解できる頭のはたらきを養っていけば、どこへ行ってもなにがあっても生きていけると大きな力が湧いてきます。ありがとうございます。