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パラダイム・シフト


今日もさっきまで雨が降っていた。三日連続の雨だ。しかし、これも太平洋側の「水不足」を思えば、”恵みの雨”なのだ。「パラダイム・シフト」――ものの見方を変えることが、まず生きる力の第一歩かも。14世紀の「ペスト」の大流行のあとに、ルネサンス期の文化の繁栄があったのだ。そうすれば、いまの「コロナ禍」の乗り越え方が重要になってくる。当方も、出講の教室も開催できず、生徒の通塾も減ってしまって、青息吐息だし、いつ感染するかわからない不安が募るばかりである。しかし、だからこそ、知恵を絞り、見方を変え、新しい光に出会い、元気さを保てているようにも思う。(ポッカッチョの『デカメロン』は、ペストの恐怖を、社交・機知・ユーモアなどでしのいだ内容とか。読んでみたくなった。)

それにしても、わたしは、「絶望」と「希望」の荒波の中にいる。そして元気なのだが……。いかに今まで不勉強だったか、読むべき本を読んでいなかったか、を思うとき、いくらでも「時間」は欲しくなるし、「国語教育」の実践のため、やるべきことが満載なのだ。とても恐れてばかりいられない。さらに、「新しい出会い」を求めて、好奇心いっぱいなので、「自粛」なんてしていられない。――しかし、ふと我に返り、自分が高齢者で非力浅才で貧乏であることを思い、なにを少年みたいなことをほざいているのかと、あきれてしまうことが多い。自分の年齢をつい忘れてしまうからいいのだけれど……。(2021.1.24.)

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